B型肝炎の症状・検査方法
B型肝炎が慢性化・長期化すると肝硬変や肝がんなどの重度の症状を発症する可能性があります。もっとも、B型肝炎ウイルスに感染したからといって必ずしも症状が現れるとは限りません。3歳未満の乳幼児期に感染した場合、B型肝炎ウイルスに感染した場合はキャリア(持続感染者)と呼ばれますが、キャリアの中で病気の発症に至るのは全体の1割といわれています。
ただ、B型肝炎ウイルスの感染に自覚症状がない点がB型肝炎の厄介な特徴であるといえます。
B型肝炎を完全に治療するような治療薬・ワクチンは現時点では開発されておりません。しかし、B型肝炎のウイルスを完全に抑えることのできる核酸アナログという飲み薬があり、これは1日に一度飲むだけでウイルスの進行を抑えることができます。
B型肝炎ウイルスに感染しているかどうかは血液検査により行われます。HBs抗原と呼ばれるB型肝炎ウイルスの外側のたんぱく質を検出する検査を実施して判定されます。検査はほとんどの保健所や医療機関で受けることができます。会社などの一般的な健康診断では、B型肝炎のウイルスに感染しているかどうかまでは調べません。そこで、市区町村で行われている無料のウイルス検査を一生に1回は受けていただければと思います。
宇田法律事務所は名古屋市・安城市・豊田市・一宮市・岡崎市を中心に、B肝炎に関するご相談のほか、企業法務、債権回収、不動産問題、交通事故、相続・遺言、消費者問題など様々な法律問題に関するご相談を受け付けております。まずはお気軽にお問い合わせください。